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「日本の名湯」シリーズ

ツムラが販売している入浴剤を調べてみました。入浴剤なるものは本当に奇妙な商品ですね。ツムラの「日本の名湯」シリーズは、その珍妙さにおいて特筆される入浴剤だと思います。たとえば「奥入瀬(おいらせ)の湯 十和田湖」。入浴剤の箱には「美しい若葉色にそめた乳緑色のお風呂です。奥入瀬渓流から、薫風にはこばれた若葉の香りが漂います」と温泉地をわたる風も薫るよう。さらに「有効成分が温浴効果を高め血行を促進し、身体が芯までよく温まります」。イオン表と有効成分をズラリと表記。たいていの人はツムラの入浴剤は温泉エキスと勘違いし、お風呂で、奥入瀬温泉の泉質・効能・雰囲気が味わえると信じ込んでしまう。おじいちゃんやおばあちゃんなど「ああ、極楽、極楽・・・・」であろう。ところがツムラの入浴剤の箱の隅に小さな小さな文字で「本品は温泉と全く同一というわけではありません」。テレビCMで「ツムラがお送りする日本の名湯」と大々的に売りつけておいて「実はうそです」と聞こえないような小さな声でささやいているのが、ツムラの入浴剤です。

入浴剤とは「化学薬品」づけ

ツムラの入浴剤を調べてみて、カラクリがわかりました。たとえば「人吉温泉」の場合、現地の泉質1kgから検出された陽イオン群(8種)と陰イオン(9種)から、上位3種ずつをピックアップ。これを足して「肥後の湯 人吉」と銘打って売っていたのです。だから4位以下の泉質成分は切り捨てられています。ではツムラの入浴剤に謳われている、温泉風の色や香りは?と首をひねれば、それらは「タール色素」「合成香料」ででっち上げしていたのです。「奥入瀬の湯」の乳緑色は、実はタール色素、青色2号・黄色4号・緑色204号で合成されたものだったのです。このタール色素の多くのものに発がん性が報告されているのです。特にアゾ色素にはヒフ吸収されてアレルギー反応を起こし、黒皮症の原因とされているものもあるのです。合成香料もシミやアレルギー・化学物質過敏症などの原因とも言われています。ツムラの入浴剤は、自然な温泉とは似て非なるどころか、「名湯」入浴剤とは「化学薬品」づけになっているのです。ツムラの入浴剤だけに限らず、カネボウの「旅の宿シリーズ」でも同じことですね。

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「保温効果」が一応あるらしい

しかし、ツムラの入浴剤ではものすごい効能が書かれています。「疲労回復・肩こり・冷え症・腰痛・神経痛・リウマチ・痔・荒れ性・あせも・しっしん・にきび・ひび・あかぎれ・しもやけ・うちみ・くじき」に効き目があるとのことです。ツムラの入浴剤の効能に対してヒフ科の専門医は「リウマチや痔が治ると言ったら、医薬品ですね。まったく荒唐無稽」とあきれ果てていました。「薬用入浴剤」という表現も薬ではないのですから、薬事法違反になりますと。また「湯あがりのお肌がすべすべ」など入浴剤の効能がCMで流れていますが「どんでもない。逆にヒフが乾燥してくる場合もある。ヒフがかゆい人には、ぜったい入浴剤を使わないように指導しています。血行促進?誰でも風呂に入れば血行は促進します。」と驚いてもいました。入浴剤の使用テスト結果がある。とりあげた商品は@バスクリンAバブBオンセンスで、チェックポイントは「湯冷めしないか」「血行がよいか」など5点でした。使用テストをした結果12人中9人が「入浴剤を入れないときと同じ」と応えた。結局「保温効果」が一応あるらしいという結論以外はえられなかったとのことです。

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